架空請求
インターネットを悪用した架空請求が相次いでいる。
手口は巧妙で、人に相談しづらい状況であるケースが多く、こうした事情が被害を拡大している。
学生にも例外なく被害が拡大しており、その費用を学生ローンで借りて支払いに応じてしまっているケースも目立つ。
最も多いケースとして、アダルトサイトを閲覧した場合によくおきる現象がある。
以外と女性にもこの被害は多く、男性に比べて誰かに相談することができず、結局お金を支払ってしまうというケースが後を絶たない。
そのサイトをクリックしたとたん、パソコンの画面に費用を請求する画面が現れる。
閉じようとしても閉じれないし、再起動をかけてもまた出てくる。
画面には次のようなことが書かれている場合が多い。
1.IPアドレスを記録したので、個人を特定できる旨
2.費用を払わないと利息が毎日増え続ける上、場合によっては法的手続きを行使する旨
この画面の厄介なところは、同居人がいた場合、その画面を見られるのがはずかしいというところだ。
この画面を消すには、お金を払えというメッセージが表示され、パソコンにうとい人はなくなくお金を支払ってしまうというのが現状だ。
しかも、お金を払ったところで適切な処理がされることは少ない。
ほとんどの場合がリカバリーされてしまうケースが多いようだ。
しかも大切なデータを保存するよう指示が出ることもない。
うっとおしい画面が消えたのは良いが、他の大切なデータまですべて消えてしまうのだ。
この問題の解決方法は極めて簡単なもので、パソコンの知識がなくてもインターネットで検索をすればいくらでも解決方法が出てくる。
日頃から「検索力」をつけておくことは、今後いかなる事態にも役にたつので、覚えておくと良いだろう。
まず、IPアドレスで個人を特定することはできない。
また、この手の画面は一種のウイルスなのだが、パソコン内日の情報などを抜き出すといった高度なものである可能性は極めて低い。
最も確実な方法は、ダウンロードしてしまったファイルを特定し、削除するのが最も適切だが、パソコンの知識がない人には少々ハードルが高い。
そこで、一番簡単な方法は、システムの復元をすることである。
システムの復元は、今回のようにうっかり入れてはいけないソフトをダウンロードしてしまったり、レジストラを変更してしまうようなプログラムを入れてしまった場合などを想定し、Windowsにはじめから組み込まれている機能である。
この機能は、Windowsのシステムを以前の状態に戻すので、今回ダウンロードしてしまった悪質なプログラムを、動作しないようにする事ができる。
システムの復元のやりかたは、パソコンによって多少手順が違うので、自分のパソコンの環境にあわせてインターネットで検索してもらいたい。
例) Windows7 システムの復元